会場はTOHOシネマズ六本木。22時開演とのことなので20分前くらいに六本木駅に着きますが、流石夜の六本木、オラついた感じのおにーさんや外国人に(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルしつつ会場へ。昼間ならよく仕事で行くのですが夜は雰囲気違いますね。
会場は会場でヲタついた感じの人いっぱいでカオス。
スケジュールを確認すると、22時からOPトークショー、その後
SHIROBAKO本編13話~16話を上映した後にもう一度トークショー、その後は普通に上映会ですが「第三飛行少女隊」1話先行上映は本編21話と22話の間に挟まる模様。
時間的に2度目のトークショーは0時回ってからなのに声優さん達も出てきてくれることにびっくり。こういうオールナイトイベントって声優さんは来ても最初だけってイメージがあったので。
OPトークショーの面子は、司会:ワーナーの
川瀬浩平プロデューサー、
木村珠莉さん(宮森あおい役)、
山岡ゆりさん(矢野エリカ役)、
米澤円さん(佐藤沙羅役)、
葉山いくみさん(安藤つばき役)。
米澤さん葉山さんは
SHIROBAKO関係のイベントには初登場とのこと。
最初に
川瀬Pが「この後のトークショーではネタバレもあるけれど、
SHIROBAKO、今回ここで初めて見るっていう人いる?」とアンケートを取っていたのですが、意外にも数人いることにびっくり。
SHIROBAKO初見を劇場で、かつ三女とセットで見ることができるとか、逆に羨ましい……
各声優のみなさんからの挨拶の後、作品について、役についてのトークなど。
・矢野エリカについて山岡「元々、タチアナのような高い声の方が得意なので、落ち着いた感じを出すのが難しかったです。宮森の頼れる先輩じゃないといけないのに、同年代のような感じになってしまって」川瀬P「(水島努)監督も最初「全然先輩感ねえな~」と言ってましたね。悪い意味じゃなく、面白がってね」
米澤・
葉山「私達後半からアフレコに入っていったので、そんな様子全然想像できないです」川瀬P「後半は最初の方、あまり出番がなかったけどどうでした?」
山岡「宇都宮から電話するちょっとのシーンしかなくて、役を忘れかけたりしてましたw 兼役結構やってたので現場にはほぼいたんですけれど、結構暇だったりしましたねw」タチアナの声も山岡さんだったのか…… (;´д`) 初めて知りました。全然イメージが違ったので……
トークショー中でも突っ込まれてましたが、山岡さん、作中のエリカのイメージとは180度違って、何というか、元気で天然な感じの方ですねw
・佐藤沙羅について米澤「本当に真面目な女子って感じですよね。佐藤さん役をやって以来、真面目キャラのイメージが定着したのか、真面目女子役が回ってくることが多くなりました!今後も真面目キャラで行きたいと思います!」川瀬P「いやそこはむしろ役の引き出し増やそうよ!珠莉ちゃんなんか今作でめっちゃ引き出し増やされたからね」
木村「熊とか、人形とか、蛙もどき(ベソベソ)とかですね……」一人3役も4役もこなす(ただし大半は人外)木村さんマジリスペクト (;´д`)
・安藤つばきについて葉山「新人さんなんだけれど、一方でアニメ知識は豊富なのである種の余裕のある感じも出せるように頑張りました!」米澤「安藤さんは意外と飄々としてて、逆に佐藤さんの方がドジっ娘なところがあるんだよね」葉山「こういう元気な感じの役をやるのが初めてだったので新鮮でした!普段幸薄い感じの声とか言われるので……」川瀬P「監督は、安藤は元気でありながら、幸薄いようなところもあるような声で……という希望だったみたいだね」
葉山「あっ、じゃあ、そこが評価されて……」元気キャラでも幸の薄い葉山さん……(´・ω・`)
・宮森あおいについて木村「後半からはデスクになって、先輩という役回りになってるので、佐藤さん安藤さんに優しく指導する感じを表現していくようにしました。新人二人が迷子になったシーンでの演技とかにそれが表れてるかなと思うので見てみてください!」・第三飛行少女隊について川瀬P「いや本当、途中で
万策尽きてしまってBD発売が1ヶ月延期になってしまって申し訳ありませんでした。その分クオリティには拘ってるので楽しみにしてください!」
一同「出来立てほやほやで私達もまだ出来上がった映像を見てないくらいですが楽しんでください!」川瀬P「ここにいる4人も出演してますので。でも一番凄かったのは伊藤静ですね。伊藤静無双でしたね」
米澤・
葉山「キャシー、凄かったです!胸が!ぷるんぷるんしてました!」川瀬P「まあそっち方面のサービスもありますので。あ、一応言っておくと作中用語でいうところの
ぷるんぷるんはしてないからねw!?みなさん安心してくださいね!」
色んな意味で第三飛行少女隊への期待が高まりつつ(;´Д`)、OPトークショーはいったんここで終了。
SHIROBAKO13話~16話の上映へと移ります。もう何度も見た内容ではありますが、大きなスクリーンで見るとまた格別ですね。
その後は0時過ぎという遅い時間でありながら、再度のトークショー。この手のイベントで二回もトーク聞けるのは嬉しい!
面子は引き続き登場の
川瀬P、
木村さんに加え、
千菅春香さん(坂木しずか役)、
髙野麻美さん(藤堂美沙役)、
大和田仁美さん(今井みどり役)。
つまるところ、「どーなつくいんてっとの5人-絵麻たそ」の4人ですね……
木村「るるきゃん(佳村はるか、絵麻役)はアイ○ス的なイベントがあって来られませんけれども、こうやって絵麻のキーホルダー持ってきたから!5人一緒!」川瀬P「それ
遺影みたいだからやめろって言ったんだけどなあ~」
るるきゃんはデレマスの城ヶ崎美嘉役もやってて多忙だからね (;´д`)
どうでもいいですが、天メソのこはると絵麻たそが同じ声優さんというのはすぐ気づいたのですが美嘉ねえは言われるまで全く分かりませんでした(一般人並の感想)
冒頭、
川瀬Pからは、「問題の14話(オーディション会議の回)はいかがでしたでしょうか?w」と挨拶。
なんでもこの回は監督大暴走で、脚本の横手さんに代わって
「俺が書くから。大丈夫だから!」と言って書かれたのが問題のオーディション会議の模様だとか……それにしてもこの監督ノリノリである。
後は声優さんの軽い挨拶などから始まって、各役や作品についてのトークなど。
・坂木しずかについて川瀬P「本当にしずか関連は「ここまでやるか!?」というようなシナリオだったね。監督が「声優はそんな簡単に役なんか取れちゃいけないんだよ!」というのはしきりに言っていましたが、それにしてもここまで追い詰めなくても、と思ったねw」
千菅「おかげで周りの人から声優の大変さを理解してもらいやすくなったというのはありますw 今は放映から時間も経って、SHIROBAKOという作品を俯瞰的に見れていますが、逆に放映中は内容が切実過ぎて入り込んでしまっていたというのはありますね」川瀬P「俺、22話(ずかちゃんが発泡酒飲んでやさぐれてた回)放映翌日、別の現場である大物声優さんから
「もう止めてあげて!!」って言われたくらいだもんw」
木村「それだけに23話感動しました……!」川瀬P「珠莉ちゃんにはアフレコ中泣くなよ~って事前に言っておいたのに、当日キャスト表の「千菅春香:しずか役、ルーシー役」ってところを見ただけで泣いてたからね」
木村さんは涙もろいキャラの模様。
まあでも、23話は本当に感動できるシーンなので仕方ない(`・ω・´)
最初の方で軽くアンケートで「23話、宮森と一緒に画面の前で泣いてしまった人は挙手!」というのを客席に聞いていましたが、ほぼ全員手が挙がってたくらいでしたからね。
・藤堂美沙について川瀬P「彼女は後半に入ってから転職して、とても話的には動かしやすいキャラになりましたね」
髙野「ジェットコースターのシーンのところではひらひらで可愛い服を着てる意外な側面があったり、最後のシーンでは一人だけちゃっかりPCを持ち込んでる彼女らしい側面が見れたり、前半とはまた違う側面が見れると思います」・今井みどりについて川瀬P「男社会の中で頑張る女性、というのは彼女のシナリオの一つのテーマだよね」
大和田「平岡から色々言われて凹んでたりもしてたりーちゃんですが、最後はきちんと平岡に対して言い返す、そんな成長する強さも表現できたかなと」川瀬P「本当いるんだよねこういう平岡みたいな奴……ひねくれてるのに経験だけ積んでて新人の女の子に偉ぶってみたり。後ろから頭引っぱたいてやろうかと思うけどw」
・宮森あおいについて木村「最後の大演説が、最後なんですけれど一番大変でした……」川瀬P「あそこは台本も非常に力が入っていて。脚本の横手さんがまず書いたものを、監督が添削して、堀川さん(制作会社P.A.ワークスの社長)も添削して。何度も何度も修正して最終的にあれが出来上がりましたからね」
木村「私は泣き虫だけれど宮森は泣いちゃいけない、素の自分を最後まで出しちゃいけないと思って、家で何度も練習したんですけれど、結局一度も泣かずに演じきることができなくて」川瀬P「
一度もできなかったの!?」
木村「でも本番では宮森になり切れたのか、泣かずに最後まで演じ切ることができました」川瀬P「それは凄いね。始まる前は他のみんなで「珠莉ちゃん絶対泣くぞ」って言ってて、でも結局泣かずにやり切ったので凄いって感心してたんだよね」
最後の最後で奇跡が……!!
最後の演説一つ取っても、色んな人の思いが重なって出来ていて、作中でも言われていたとおり
アニメがチームワークで出来てることを感じさせてくれる良い内容のトークでした!
トークが終わった後は告知タイムで、BD7巻・8巻の発売情報(
川瀬P「8巻も危うく万策尽きるところでした」)、9月のイベントが昼夜二部制になること、そして新イベント「SHIROBAKO音頭を踊ろう!SHIROBAKO秋祭り」が開催されることなどが発表されました。
ってSHIROBAKO音頭ってなんやねん……(´・ω・`)
まあダンスは水島努監督お得意だけれど、既にエンゼル体操というネタのあるSHIROBAKOに重ねてぶち込んでくるとは……
そしてイベントが二部制になってチケット当たりやすくなったのは良いニュースですが、結局作品の人気と比べて会場のキャパが小さすぎるので、BDに付いてくるイベチケを使ってもなお大激戦であることには変わりなさそう。
今回のイベントも告知がかなり直前&オールナイトという厳しい時間帯にもかかわらず満席でしたしね……
そして最後は、「どんどんドーナツどーんと行こう!」の掛け声で締めくくり。このためだけに
マイドーナツを持ち込んでいる気合の入ったお客さんも結構いましたw
会場は売店以外の飲食物持込禁止だけど、この場合のドーナツは飲食用じゃなくて儀礼用だから、まあ多少はね?
その後はSHIROBAKO本編を21話まで上映し、ついにお待ち兼ねの「サンジョ」1話先行上映へ!
本編21話というのは、丁度作中で三女1話が完成したタイミングで、宮森たちと同じ気分を味わえるという粋な計らいですね。
ここで上映された1話は本来であれば来週発売のBDに付属する内容につき、ネタバレにはご配慮くださいと公式からアナウンスがあったため、ストーリーのネタバレなしの感想のみとさせていただきます。
・「第三飛行少女隊」第一話感想なんと言っても空戦シーンがやばい。めちゃめちゃ戦闘に迫力があります。
劇場版クオリティと言っても差し支えないでしょう。
で、しかも空戦シーンが全体の尺の半分くらいを占めておりボリュームたっぷり味わえます。
元々、「ガールズ&パンツァー」等でミリタリー描写には定評のある水島作品ですからね。
これに時間を割かれて万策尽きてしまったとしても仕方ないかな、と思える本格的空戦です。
一方、日常パートもちゃんとあり、今まで断片的にしか知ることのできなかったキャラクター達の掛け合いが十分に楽しめます。
トークショーで言っていた
ぷるんぷるんもありましたよ!!!(作画崩壊的な意味ではなく)
(設定上)1話にもかかわらずいきなりサービスシーンをぶっこんできたのには「やるな……!!」と思わず唸ってしまいました。
劇中劇ということで、SHIROBAKO本編で出てきた要素をこの
アニメの中に探すのも楽しみの一つです。
オーディションを受けようとするずかちゃんが練習していた台詞なども随所に散りばめられていて、SHIROBAKOファンをにやりとさせてくれます。
他にも木下監督のこだわりだった「飛行機の動きでキャラの感情を表す」といった表現も使われていたり、宮森が朝礼で周知してた目の線の処理もちゃんと入っていたり……
SHIROBAKO本編と見比べてみて、答え合わせ的な楽しみ方もできそうですね。
少し見方を変えると、CGや美術もとても良いですね。
ネタバレになるのであまり詳しく言えませんが、ありあ機と敵機が氷柱的なものの中を飛びぬけて行きながらドッグファイトを行うシーンは本当に幻想的な美しさでした。
唯一不満あるとしたら戦闘機のCGかな?建造物のCGなどと比べ、なんとなくおもちゃっぽいと感じました。
管理人は空ヲタではないので、詳しい人の目から見て実在の戦闘機を再現できてるのか、聞いてみたいものです。
某掲示板の受け売りですが、こういう単発の
アニメだと1クールに渡って運用する前提でCG素材を作り込めないので厳しいという事情はあるのでしょう。
ここは是非、下柳さんの本気を見るためにも、本当に1クール
アニメとして(ry
最後に音楽も素晴らしいですね。劇伴のオーケストラは本編でも何度も流れていましたが、「三女」中でも最高に熱いシーンで流れてくれて盛り上げてくれます。
本編中で触れられていなかったOPやEDも素晴らしいですね……!!クレジットされていた歌手名はOPEDとも「Liza」さん(現実世界での名前はRitaさん)となっていました。
とこんな感じで、三女の1話だけのためにBD7巻を買っても損ではないくらいに素晴らしい内容でした。
てかこれ本当にTV
アニメにしてくれないかしら……
上映会自体は三女の1話の後にラスト3話を上映して終わったのですが、三女を見たことによってより深く内容を楽しめたかな、と。
全プログラム終わったときには朝5時過ぎでしたが、徹夜のハイテンションと奇妙な満足感に包まれて家に帰った管理人でした。
以上です。
あー9月のイベントのチケット、当たってくれよな~頼むよ~(切実)
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